[仏教漫談] 仏教の目的・涅槃

昔「おやじ、涅槃で待つ」という遺書を残して亡くなった俳優さんがいました。

この場合の「涅槃(ねはん)」は、「あの世」の意味ですね。

これはかなり俗っぽい使い方で、「涅槃」のもともとの意味は、「(煩悩の)炎の消えた状態」といったもので、「悟りの境地」のことです。

アメリカのロックバンドにニルヴァーナというのがありますが、このニルヴァーナというのが「涅槃」の意味なんですね。

アメリカの人はおもしろいバンド名を名乗るものです。

ボーカル、ギターのカート・コバーンはすでに鬼籍に入っていますが、このバンド名の因縁があったのか、なかったのか……。
(ちなみに、この因縁という言葉も、もともと仏教の言葉です)

そのニルヴァーナ(nirvana)という、インドの昔の言葉であるサンスクリットの単語に、中国の人が漢字を当てて「涅槃」としたわけです。

漢語としては、「滅、寂滅、寂静」などとも訳されます。
瀬戸内寂静さんの英語名は、ニルヴァーナ・セトウチとでもなりましょうか。

  *  *  *

「涅槃」とは、悟りの境地であり、煩悩(ぼんのう)の炎の消えた状態であると説明しましたが、悟りに至るのが仏教の目的であり、「涅槃」こそが仏教の目的ということができます。

では、煩悩の炎が消えるとはどういうことでしょうか。

仏教では、生きることはすべて「苦」である、とします。

この「苦」というのは、「苦しみ」というよりは「ストレス」ぐらいの意味ととらえたらよいと思います。

そして、その「ストレス」を生み出す原因が「煩悩=迷いの心」です。

「煩悩」としては、「三毒」と呼ばれる「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」があり、それぞれ、「欲望」、「怒り」、「無知」を意味します。

この3つの「ストレスの原因」を克服することで、涅槃に至り、悟りを開くが可能になり、これが仏教の目的ということになります。

以上、簡単ですが、仏教の目的である「涅槃」について説明してみました。

それでは、みなさん、また。

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